今回は小中高生対象見学会として「世界一高い明石海峡大橋の‘てっぺん’に登ろう!」を開催しました。参加者は応募総数1,254名の中から抽選に当選した小中高生とその保護者142名で、朝9:30に橋の科学館前(神戸市垂水区)に集合した一行は3班に分かれ、橋の科学館、明石海峡大橋塔頂、北淡町震災記念公園の3ヶ所を大型バスで移動しながら1日がかりで見学しました。当日は梅雨が明けた夏空で、絶好の見学会日和でした。
- 橋の科学館
明石海峡大橋をはじめとする本州四国連絡橋の建設に使われた橋梁架橋技術を紹介する施設。3Dシアターや実物模型などにより、「世界一の明石海峡大橋」には最先端技術が集約されていることを学習しました。
- 明石海峡大橋塔頂
淡路島側のアンカレイジより管理用通路を約1km歩いて明石海峡大橋の3P主塔へ到着、エレベータで海面上約300mの「世界一高い明石海峡大橋の‘てっぺん’」に登りました。子供たちは恐々と下を見下ろして「車がおもちゃみたいに小さい」とはしゃいだり、「橋から見下ろす景色は最高」と記念撮影をしたり、初めて経験する海上300mの世界を満喫した様子でした。
- 北淡町震災記念公園
記念館は95年1月17日の阪神・淡路大震災で現れた「国指定天然記念物 野島断層」を、当時のままに保存・展示した施設。断層に沿って大きくずれた地面や隆起した地面を実際に見学した。
見学会終了後に集めたアンケートによると、参加者の94%が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答。特に明石海峡大橋の塔頂見学では「普段では行けない所に行ったという得した気分になった」「土木の素晴らしさを実感した」「橋は車だけでなく電気や水も運ぶということが分かった」など多数の感想が寄せられました。また、『土木についてどう思いましたか?』という質問に対しては「快適な生活の土台に土木の存在があることが実感できて良かった」など、土木への理解と関心を示す意見が数多く出されました。
今回の行事は、本州四国連絡橋公団をはじめとする皆様のご協力により無事終えることができました。 |