市民幹事会では、平成16年度の一般市民見学会「新しい鉄道トンネルを通って未来都市をのぞいてみよう!!」を開催しました。応募総数763名の中から抽選で当選した100名、小学校1年生から、71歳の方まで、近くにお住まいの方から遠くは埼玉県の方まで広範囲の方々に参加していただきました。 台風の当たり年ということもあって台風の影に怯えながら準備を進めてきましたが、当日は秋の青空が広がる絶好の見学会日和となり、9時すぎに近鉄高の原駅に集合、2班に分かれて午前中は関西文化学術研究都市、昼からは京阪奈新線の建設現場を見学しました。
- 関西文化学術都市
展示館で新しい都市づくりの概要や整備の経緯、現状についてビデオや床一面に貼られた航空写真を使って説明していただきました。まちを一望できるラボ棟の上から整然と広がる新しいまちの現状を目の当たりにしました。
- 京阪奈新線の建設現場
まず、造成地で活躍する大型重機の見学があり、作業の実演のほか、重機の運転席やオフロードダンプの荷台にも乗せていただきました。 次に、軌道工事が行われている登美ヶ丘車庫部に行き、まくら木やレールの説明をいただいたあと3転ダンプの実演を見学、続いて工事実施に伴う環境や防災面での対策について法面緑化の実演、パネルや展示物を交えて説明いただきました。 さらに、東生駒トンネルを抜けた住宅地に建設されている白庭駅舎で、駅舎の構造や建設方法についてご説明をいただいたあと、半地下のプラットホームから東生駒トンネルに入り、全長3,600mのトンネルを歩いて見学しました。 トンネル内では、貫通点付近でのビデオ上映やレールの重さ比べ、まくら木への記念のサインなどのイベントがありました。特に、まくら木へのサインでは、サインしたまくら木が、生駒駅から○○km地点のナンバー○○のまくら木であるとの証明書もいただき、皆さん良い思い出になるとよろこんでおられました。
- 見学会でのアンケート
回答者の94%が「とても楽しかった」、「楽しかった」と回答。土木についても、見学会を通じて「知らないうちにお世話になっていることがわかった」、「あまり身近ではなかったが親しみが持てるようになった」など、見学会開催の成果があったのではないかと考えています。
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