平成１３年度関西支部技術賞　技術賞
世界最大径の泥土圧シールドの計画と施行 −平野川調節池築造III期工事−
大阪市建設局 西松建設・鴻池組・東急建設特定建設工事共同企業体

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掘削土の塑性流動化の目的は、大断面切羽内の拘束圧分布をヘッド差に応じた直線分布を確保することであります。 このためには、事前に実施する切羽添加材実験による、最適な添加材料とその注入量の選定が重要となります。ここでは、混練後土砂の流動性、分離抵抗性、攪拌負荷やスランプなどを指標に検討しました。 施工中においては、チャンバ内鉛直方向の土圧分布の直線性やカッタトルクを監視するとともに、スクリュウコンベアや圧送管に装備した土砂サンプリングバルブにより直接土砂を採取し、目視および触手で確認しました。 目標とする塑性流動化が確保されていない場合は、添加材の種類や注入量、注入位置を変更します。 良好に塑性流動化されている場合は、次の管理項目である切羽拘束圧管理を実施します。