平成13年度関西支部技術賞 技術賞
世界最大径の泥土圧シールドの計画と施行
−平野川調節池築造III期工事−
大阪市建設局
西松建設・鴻池組・東急建設特定建設工事共同企業体
音声
(WAV)
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掘削土量の管理の目的は、シールドの掘進に応じて過不足なく、土砂を機内に取り込むことであります。しかし、従来は、リアルタイムかつ定量的な掘削土量計測技術は確立されていませんでした。
そこで、今回は、電磁流量計とγ線密度計から構成される排土量計測システムを開発しました。システム構成は、ほぼ泥水シールドにおける掘削土量管理システムと同様ですが、測定対象が、泥水スラリーと異なる泥土であるために、電磁流量計の積算方法を大きく変更したことに特徴があります。その結果、泥土化した土砂の体積を3%以下の精度で測定可能なシステムとなっています。
そして、施工時には理論掘削土量と実排土量をリアルタイムに監視し、過不足が別に定める管理値を逸脱する場合は、掘進を停止し、運転方法を変更することとしました。