平成14年度関西支部技術賞 技術賞奨励賞
鉄道営業線直下の大断面トンネルにおける情報化施工
−新湊川トンネル工事−
兵庫県神戸県民局県土整備部神戸土木事務所災害復旧室
西松・新井特別共同企業体
音声
(WAV)
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側壁導坑施工時の変位計測結果から、トンネル周辺地山の、みかけ弾性係数を算出し、トンネルの安定性の評価と上半掘削時の変位予想解析を実施しました。解析の結果、最大軌道沈下量は10mあたり5mmと予測されました。 次に上半掘削時の設計および施工について見直しを行いました。ロックボルトの施工は、側壁導坑掘削時のデータ解析により省略することにしました。また、後方沈下量の抑制を目的として地山プレロード工を採用し、トンネル天端の安定対策として、リングカットと鏡吹付けを併用しました。さらにデータのフィードバックにより、各計測機器の上半掘削時の管理値を予測曲線に基づいて設定しました。