2007年度一般市民見学会(その１)開催報告

　土木学会関西支部市民幹事会では、2007年度の第1回一般市民対象見学会として、「八百八橋の大阪に、シールド工法で築く地下の鉄道トンネルを、開業前に歩いて見よう！」を開催しました。
　今回の見学会は300名を超える方からご応募をいただきましたので、急遽定員を100名（当初：50名）に増員して開催しました。大阪市北区中之島4丁目にある中ノ島新線インフォメーションセンターに集合し、同センターの2階説明会場でビデオ「中之島ってどんなとこ？」により橋にまつわる中之島周辺の歴史を紹介し、続いて中之島高速鉄道（株）様から事業の目的や工事と工法の概要説明を受けた後、京阪電気鉄道（株）様と工事関係者の方々の案内により玉江橋付近から地下に入り、約800m先の大江橋駅まで歩いて見学しました。
　地下の見学では、普段は入ることのできない工事中の駅舎で作業内容の説明をして頂き、その後できたての地下トンネルを歩かせて頂きました。日頃、地下鉄に乗って通るだけでは、その構造や大きさは良く分かりませんが、間近にトンネルを見ながら自分の脚で歩くことにより、どのような作りになっているかが良く分かりました。重要なポイントでは詳しく説明して頂くと共に、質問にもていねいに応えて頂き、良い体験となりました。

参加者のみなさんへ
　この度は、一般市民対象見学会へご参加頂き、まことに有難うございました。皆様のご協力により、無事見学会を終えることができました。心よりお礼申し上げます。梅雨明け後のとても暑い日でしたが、夏休みの土曜日の開催ということもあり、86名もの参加を頂いたことは大きな喜びです。アンケートで頂戴した貴重なご意見等は、今後の参考にさせて頂きます。またのご参加をお待ちしております。

見学先関係者のみなさんへ
　参加者へのアンケートを行った結果、「楽しかった：93％」、見学会の内容が「よく分かった：63％」、「難しかったが、だいたい分かった：34％」と好評でした。
　また、現地では中之島高速鉄道（株）様と京阪電気鉄道（株）様ならびに工事関係者の方々から懇切丁寧な説明をして頂くと共に、事前に見学通路の整備を始め、保安帽やイヤホン等の準備など、良い環境の中で見学できるようにして頂き有難うございました。
　今後とも、土木学会関西支部行事へのご理解とご協力方よろしくお願い申し上げます。