開催風景|アンケート結果(PDF A4 5頁 約316KB)|Q&A|
タイトル | 「小中高生対象見学会『水のちからってこんなにすごいの!?』〜 大雨を体験しよう!! 〜」 |
---|---|
主催 | 土木学会関西支部 |
共催 | 京都府,京都大学防災研究所流域災害研究センター |
日時 | 2009年7月31日(金)13:00〜17:00 |
参加者数 |
90名 |
土木学会関西支部市民幹事会では、2009年度の小中高生対象見学会として、「『水のちからってこんなにすごいの!?』〜大雨を体験しよう!!〜」を開催しました。3箇所の見学先それぞれについて、以下に報告いたします。
京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリー ≪浸水体験≫ 今回の見学会では、京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリーにおきまして、実物大階段模型及びドア模型を用いた浸水体験を行いました。実物大階段模型は、地下街での浸水被害を想定したもので、水が流下してくる階段での避難の困難性を体験するためのものです。今回は、子供向けには水深を20cmとし、大人向けには水深を30cmとして体験させていただきました。今回の体験装置では、手すりや照明があることから全員が無事に上がることができましたが、実際の浸水現場で、手すりが無く停電している状態を考えると、地下街からの避難が困難であることが理解できました。また、ドア模型は、ドアの反対側に水がある場合、水圧でドアが開かなくなることを体験するためのものです。今回は、水深を20cm〜40cmまで10cmづつ上げていただき、その違いを体験させていただきました。水圧の意外な強さに驚きました。いずれも、水害の恐ろしさについて見聞きするのみでなく、体験を通して理解できた点に大きな意義があったと思います。 京都府流域下水道いろは呑龍トンネル いろは呑龍トンネルは、ハイブリット親子シールドによる長距離掘進工法を採用したことにより、平成20年度土木学会関西支部技術賞を受賞した施工物件です。見学先は、乙訓ポンプ場から約25mの階段を降り、直径6.1mの管路内約200mを歩きました。普段目にすることのない地下に、このような巨大な施設があったことに驚きを感じると同時に、自分たちの町を水害から守るためにこのような仕組みが施されていることを知ることが出来ました。また、管路内ではいろは呑龍トンネルに関するクイズも行われ、楽しみながら水害対策について知ることが出来ました。現場事務所においては、シールド工法の説明をしていただき、高度な土木技術について知ることが出来ました。 京阪電鉄淀駅の高架化工事現場 鉄道の高架化について、パワーポイントとプラレール実演を併用したわかりやすい説明を行っていただき、鉄道と道路の立体交差化によって、踏切事故の解消や渋滞の解消に大きな効果があること、工事においては電車を止めずに、かつ道路通行止めを最小限とするための努力と工夫があることを知ることが出来ました。また、工事現場においては、ホームから線路に下ろしていただき、ホームは思っていたよりも高いことを体験することが出来ました。 以上、盛りだくさんの見学により、災害から町を守り、住み良いまちをつくる為に、土木が大切な仕事であることを知ることが出来、また普段目にすることのないところに多くの工夫が凝らされていることを知ることが出来ました。 | |
参加者のみなさんへ
見学先関係者のみなさんへ
|