建設技術展2010近畿 [土木実験〜どうして?なぜ?が一目でわかる〜」開催風景

(1)トンネルを支える鉄の棒
実験上、徐々に重力に相当する力を与える方法として、パネルを立てていく方法を説明。 土の粒子にみたてたナットが、トンネルを押しつぶしていく様子。 ナットを土の粒子に、テープを鉄の棒に見立てています。パネルを立てることにより、重力に相当する力を与え、トンネルが崩れない様子を表しています。
実験上、徐々に重力に相当する力を与える方法として、パネルを立てていく方法を説明。 土の粒子にみたてたナットが、トンネルを押しつぶしていく様子。 ナットを土の粒子に、テープを鉄の棒に見立てています。パネルを立てることにより、重力に相当する力を与え、トンネルが崩れない様子を表しています。
(2)地すべりが動く理由を知ろう
地滑りをおこす土の代わりに、ナットを使用。どの部分が動くか、観察できるように磁石で表示している。下の面を手前方向に連続的にスライドさせることで、ナットに重力に相当する力がかかったように再現する。
地滑りにたいし、どのような方向から力が働くかを説明中。 ローラーを回し、下の面をスライドさせているところ。
地盤の一部が動いているのがわかります。
地滑りをおこす土の代わりに、ナットを使用。どの部分が動くか、観察できるように磁石で表示している。 下の面を手前方向に連続的にスライドさせることで、ナットに重力に相当する力がかかったように再現する。 地滑りにたいし、どのような方向から力が働くかを説明中。 ローラーを回し、下の面をスライドさせているところ。 地盤の一部が動いているのがわかります。
(3)土のうの強いわけを知ろう
ストローを土に見立てて、積み上げた上におもり(製図用の文鎮)を置いた状態。ストローは崩れ、おもりは下に沈む。 土のう袋の代わりに、トイレットペーパを使い、ストローの束をくるりと包み、力が均等にかかるように板を置き、その上におもりをのせると、ストローは崩れない。 ちなみに、女性がのってもストローの束は崩れない。
ストローを土に見立てて、積み上げた上におもり(製図用の文鎮)を置いた状態。ストローは崩れ、おもりは下に沈む。 土のう袋の代わりに、トイレットペーパを使い、ストローの束をくるりと包み、力が均等にかかるように板を置き、その上におもりをのせると、ストローは崩れない。 ちなみに、女性がのってもストローの束は崩れない。
(4)土の液状化現象
ペットボトルに色砂、ガラスビーズ、さいころ、水を入れ、よく振り混ぜたのち静置したものを、棒などで振動を与えると、色砂が噴き出し、さいころが浮きあがる。 プラスチック製の容器に土、砂、水を入れよくかき混ぜます。プラスチック製のビルを模したものをセットし、手動の振動台の上に置く。 容器に振動を与えていくと、土が締め固まっていき、土より重いビルの模型は沈みます。
ペットボトルに色砂、ガラスビーズ、さいころ、水を入れ、よく振り混ぜたのち静置したものを、棒などで振動を与えると、色砂が噴き出し、さいころが浮きあがる。 プラスチック製の容器に土、砂、水を入れよくかき混ぜます。プラスチック製のビルを模したものをセットし、手動の振動台の上に置く。 容器に振動を与えていくと、土が締め固まっていき、土より重いビルの模型は沈みます。
(5)銀河鉄道999の橋脚を造る
銀河鉄道999の発着用高架橋脚の実現検討について、4枚のパネルを使って解説。 実験装置に設けられた3つの疑似橋脚を指ではじき、それぞれの固有振動数の確認をする。次に、台ごと揺らし、その揺れ具合(振動数)を変えることにより、疑似橋脚の揺れを確認。 揺れを抑えるために、ダンパーを提案。ダンパーのありなしによる、疑似橋脚の揺れ具合を確認。
銀河鉄道999の発着用高架橋脚の実現検討について、4枚のパネルを使って解説。 実験装置に設けられた3つの疑似橋脚を指ではじき、それぞれの固有振動数の確認をする。次に、台ごと揺らし、その揺れ具合(振動数)を変えることにより、疑似橋脚の揺れを確認。 揺れを抑えるために、ダンパーを提案。ダンパーのありなしによる、疑似橋脚の揺れ具合を確認。
(6)鉄筋の働きはなんだ?
鉄筋コンクリート構造物における鉄筋の役割(引張り力)を説明。新幹線の橋脚の実物大の鉄筋を展示。 鉄筋コンクリート構造物の鉄筋を針金に、コンクリートを木片に見立て、主鉄筋(縦の鉄筋)の量の違いにより、構造物の強度をみる実験。写真左側が4本の支柱にそれぞれ12本の針金であるのに対し、右側の支柱は、それぞれ4本となっている。地震を想定し、両者を同時に揺らす。 引張り力に抵抗する針金の少ない右側のモデルは左側のモデルよりも、揺れが大きくなり、早くに崩壊してしまう。
鉄筋コンクリート構造物における鉄筋の役割(引張り力)を説明。新幹線の橋脚の実物大の鉄筋を展示。 鉄筋コンクリート構造物の鉄筋を針金に、コンクリートを木片に見立て、主鉄筋(縦の鉄筋)の量の違いにより、構造物の強度をみる実験。写真左側が4本の支柱にそれぞれ12本の針金であるのに対し、右側の支柱は、それぞれ4本となっている。地震を想定し、両者を同時に揺らす。 引張り力に抵抗する針金の少ない右側のモデルは左側のモデルよりも、揺れが大きくなり、早くに崩壊してしまう。
講評 土木実験会場全景
古田支部長に土木実験の講評をしていただきました。 去年を上回る大勢の方が見学されました。 真剣に聞き入る見学者の皆さん。
古田支部長に土木実験の講評をしていただきました。 去年を上回る大勢の方が見学されました。 真剣に聞き入る見学者の皆さん。


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