開催風景|アンケート結果(PDF A4 4頁 約334KB)|Q&A|
タイトル | 高速道路をつくっているところを見に行こう! |
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主催 | 土木学会関西支部 |
協力 | 国土交通省、西日本高速道路株式会社 |
日時 | 2012年5月26日(土)12:00〜17:30 |
参加者数 |
91名 |
土木学会関西支部市民幹事会では、平成24年度小中高生見学会「高速道路をつくっているところを見に行こう!」を開催しましたので、見学内容について下記のとおり報告します。
今回の見学会は、旅行に行ったり、遊びに行ったりするときに目的地により早く到着できて、便利な高速道路として、京都府宮津市と京都市を結ぶ「京都縦貫自動車道」の建設現場を見学に行きました。
にそと工事館 ここでは、まず「京都縦貫自動車道」の事業概要について説明をいただきました。現在、すでに供用されている沓掛ICから名神高速道路の大山崎JCTを結ぶ区間を工事していること、名神高速道路とつながって便利になること、この区間が別名で「京都第二外環状道路」と呼ばれていて、「にそと(二外)」の愛称があること、「京都縦貫自動車道」が全線開通するといままで、京都市から宮津市まで一般道で約3時間かかっていたのが半分の約90分で行けるようになることや、乙訓・洛西地域の交通渋滞が緩和することなどが分かりました。 そして、展示されている図面や、完成模型を見ながら高速道路の全体像を確認しました。また、走行シミュレータで京都縦貫自動車道の走行を仮想体験したり、道路にいろいろな木を植えて景観がどう変わるかを見たりして楽しみました。さらに、いろいろな騒音の大きさを体験するシステムもありました。 バス車内では、高速道路のお仕事についてのビデオを鑑賞しました。ここでは、利用者の皆さんに安全に安心して利用してもらうための取り組みや、高速道路を守るために行っていることなどを学びました。 見学者の皆さんは、いろいろ疑問に思ったことをスタッフに聞いたりして理解を深めていました。 大山崎JCT ここでは、実際に建設中の高速道路の橋上を見学しました。工事概要の説明をいただいた後、普段なかなか装着することのない安全帯を腰に装着して橋上まで登りました。橋上では現在の位置関係を確認し、沓掛ICまでつづく工事中の橋脚や、上から見下ろす名神高速道路、街並みを見て、普段上ることができない場所からの眺めにみなさん感動していました。 高架下では、土木に関する実験を2つ行いました。 一つ目は、PC(プレストレスト・コンクリート)橋についての実験で、コルク材をゴム紐で連結したものを橋げたに見立て、緩く連結した場合と、ゴム紐を引っ張ってきつく連結した場合の強度の違いを確認しました。きつく連結すると上から荷重がかかってもたわみが少なくなることが分かりました。 二つ目は、見学者の皆さんでレンガアーチ橋を造っていただきました。子供たちみんなで協力して、レンガをアーチ状に並べ、レンガとレンガの間に砂を敷き詰めて完成させました。そして実際にこのレンガアーチ橋を渡ってみて強度を確かめました。レンガと砂だけで造った簡単な橋にもかかわらず、大人が載っても壊れないことに皆さん大変驚き、アーチ橋の威力を思い知らされました。 以上、今回の見学会を通して、高速道路のつくり方や普段のお仕事、PC橋やアーチ橋のしくみについて理解を深めることができました。また、土木に関わる人々が、住み良いまちをつくる為に、大切な役割を担っていることが実感できました。 | |
参加者のみなさんへ
見学先関係者のみなさんへ
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