開催風景|アンケート結果(PDF A4 5頁 約400KB)
タイトル | 工事中のトンネルを探検してみよう! |
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主催 | 土木学会関西支部 |
協力 | 阪神高速道路株式会社 |
日時 | 2013年5月25(土)12:00〜17:00のうち3時間程度 |
参加者数 |
120名(内小中学生は59名) |
土木学会関西支部市民幹事会では、平成25年度小中高生見学会「工事中のトンネルを探検してみよう!」を開催しましたので、見学内容について下記のとおり報告します。
今回の見学会は、地上の渋滞にかかわらず目的地により早く到着でき、渋滞を緩和することにより環境にもやさしいといった特徴のあるトンネルとして、大和川沿いの大阪府堺市遠里小野町から常磐町からを結ぶ「阪神高速大和川線シールドトンネル工事」の建設現場を見学に行きました。 工事概要説明 作業所内にある事務所にて、まず「阪神高速大和川線シールドトンネル工事」の事業概要について、映像や,シールド機器の模型を利用して説明を行いました。内容は、工事概要、工事施工方法、シールドマシン組立状況、避難通路概要について、約30分ほど説明しました。この後、トンネル内部に入って見学していきますので、事前に説明をしておくことで、実際に設備等を見てもらった際に、より理解度が増したかと思います。 トンネル内見学 事務所隣にある地下への階段を20mほどおりましてトンネル出発地点に到達しました。そこからは、工事中のトンネル内と言うことで、シールド掘削機のある先端まで、片道約1.2kmの距離を約30分ほどかけて歩きました。直径約12mのトンネル内部の大きさに驚きながらも進んでいきました。トンネル先端においては、シールド掘削機内部に入りまして複雑な機械を目の前にして、機械の役割、工法等の説明を行いました。帰りも、約1.2kmを歩きましたが、途中途中で施工途中の立て坑、避難路についての説明を行いまして、ちょっと疲れながらも熱心に説明を聞いて頂きました。 体験イベント トンネル内部から、再び地上に上がりまして、体験イベントを2つ行いました。一つは、シールドトンネル工事に関わる実験と実演、もう一つは、避難通路に使うボックスカルバートへの記念絵画です。 実験は、シールド部材とその外側の隙間を埋める裏込材の硬化実験を行いました。子供達には、液状のモルタルに硬化剤を混ぜることで、徐々に硬化していくことを実際に体験して頂きました。短時間で固まりはじめることに、皆さん驚いていらっしゃいました。実演については、工事中に排出される濁水を水槽にいれ、そこに、処理剤を入れることによって、たちどころに浄化水と、沈降物に別れることを見ることができました。分離させることでその後の処理がしやすくなります。環境に配慮して工事作業を進めていることをご理解していただけたと思います。 記念絵画では、トンネル内部に設置されるボックスカルバートの外側面に、子供達をはじめ、親御さん達にクレヨンを持って、思い思いの絵を描いていただきました。アニメキャラクター、似顔絵、コメントなど、賑やかなボックスカルバートになりました。最終的には、土の中に埋まってしまって見えなくなってしまうイラストですが、お子様、親御様の心には消えることなく思い出として残っていただけるることと思います。 以上、今回の見学会を通して、トンネルのつくり方や普段のお仕事について理解を深めることができました。また、土木に関わる人々が、住み良いまちをつくる為に、大切な役割を担っていることが実感できました。 | |
参加者のみなさんへ
見学先関係者のみなさんへ
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