本年度の支部恒例の地方講演会は、滋賀県において開催いたします。
琵琶湖に代表される豊かな自然と太古の昔から連綿と続く歴史文化を有する滋賀県。
今回の地方講演会は、滋賀県での自然環境や景観に配慮した独自の取り組みについてお話を伺いたいと思います。
みなさまの多数のご参加をお待ちしております。
この行事は「土木学会認定CPDプログラム」です。
CPD単位:3.3、教育分野:J・M、認定番号:JSCE10-0728
土木学会以外の学協会に所属されている方で、CPD単位を希望される場合は、「建設系CPDプログラム:CPD単位の相互承認について」をご参照ください。
【注】会場での講演資料の配布は行ないません。
資料がご入り用の方は、下記よりダウンロード・プリントアウトし、当日ご持参下さいますようお願い致します。 ●滋賀県生物環境アドバイザー制度から 〜公共事業と生物多様性保全の事例〜 ●瀬田唐橋景観検討について |
日時 | 2011年2月9日(水)13:15〜16:45 (開場…12:45) |
共催 | (社)土木学会関西支部 滋賀県建設技術協会 |
場所 | 滋賀県庁新館7階 大会議室
住所:大津市京町4-1-1 JR大津駅から東へ徒歩5分 |
定員 | 150名 |
参加費 | 無料(来聴歓迎) |
申込方法 | 申込書(PDF A4 1頁 20KB)に必要事項をご記入のうえ、下記にFAXまたは郵送して下さい。 541-0055 大阪市中央区船場中央2-1-4-409 |
申込締切 | 定員に余裕がありますので、引き続きお申込を受け付けます。奮ってご参加ください。 |
13:15〜13:30 | 開会挨拶 |
土木学会関西支部 支部長 古田 均 | |
13:30〜15:15 | 滋賀県生物環境アドバイザー制度から 〜公共事業と生物多様性保全の事例〜 |
滋賀県立大学 名誉教授 小林 圭介 | |
【講師紹介】 広島大学大学院理学研究科博士課程修了 理学博士、農学博士。専門は植物社会学・生態学・環境保全学 滋賀県立大学環境科学部教授、滋賀文化短期大学学長、永源寺町教育委員会教育長を経て、 現在、滋賀県立大学名誉教授 | |
【講演概要】 滋賀県では、環境面への配慮に対する独自の取り組みとして、平成4年度から6年度に「公共工事の環境対策の手引き(工事編、みず編、みち編、まち編)」を策定しました。特に、生物環境への配慮に対しては、実効性を確保するために平成6年度に「滋賀県生物環境アドバイザー制度」を創設し、土木技術者の知識の向上と事業の円滑な実施を図るためにアドバイザーから適切な指導や助言を受けています。そこで、この制度の理念でもある生物多様性保全の意義と、平成21年度末までの制度適用事業405箇所のなかから事業を担当する土木技術者、計画の策定、事業の実施、事業実施後の追跡調査結果等の事例を紹介します。 | |
15:15〜15:30 | 休憩 |
15:30〜16:30 | 瀬田唐橋景観検討について |
滋賀県大津土木事務所道路計画課 副主幹 石山 基 | |
【講師紹介】 1965年生まれ 平成4年 滋賀県採用 現在、滋賀県大津土木事務所 道路計画課 維持補修担当 副主幹 | |
【講演概要】 「日本三古橋」の一つに数えられた、瀬田唐橋(主要地方道 大津能登川長浜線)は、古代にその原型が造られてから、幾度となく架け替えられ、数々の歴史の舞台となりながら、一千年を超える歳月を経て、今なお幹線交通の要衝であると共に、地域住民に親しまれる橋梁であります。 現在の瀬田唐橋は、昭和54年に架け替えられた鋼橋であり、平成21年度に2度目となる塗り替え工事を準備したところ、塗装色等について各方面から大きな反響がありました。これを受けて滋賀県では、予定していた工事の入札を中止し、改めて広く意見を聴いた上で、塗り替え色等を検討するため、平成22年6月に「瀬田唐橋景観検討委員会」を設立しました。 今回は、歴史的橋梁の景観について、地域住民を交えて検討を行った同委員会の経過について紹介します。 | |
16:30〜16:45 | 閉会挨拶 |
滋賀県建設技術協会 会長 (滋賀県住宅供給公社・土地開発公社 理事) 橋本 重一 |
※都合により、講演者および講演順序・時間等に変更が生じた場合はあしからずご了承下さい。