開催風景|アンケート結果(PDF A4 4頁 約131KB)|Q&A|
タイトル | 「夏休み土木実験教室」 |
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主催 | 土木学会関西支部 |
日時 | 2012年7月27日(金)12:00〜17:30 |
参加者数 |
100名 |
土木学会関西支部市民幹事会では、2012年度小中学生向け実験「夏休み土木実験教室」を開催しましたので、下記のとおり報告します。今回の実験は、当支部では初めての行事で、「水圧」「液状化」「コンクリート」について、実験を見たり、実際に実験をしていただくなどして、学んでいただきました。
水圧ってどんな「チカラ」? 「水圧観察器」を使って、水の力のかかり方の実験を見ていただきました。この実験では、円筒の中の空気が大気圧と同じだと、水中でゴム膜が大きく変形すること、水中の浅いところと深いところではゴム膜の変形のしかたが違うことを学びました。 また、水の力に負けない工法「ニューマチックケーソン工法」の模型実験を見ていただきました。この実験では、水の中にひっくり返したコップ(箱)を沈めても水が入らないことをこの工法で応用していること、箱の中に空気を送り込むことで水が押し出されて空間ができること、ニューマチックケーソン工法ではさらに、水圧に負けないだけの空気を送り込むことを学びました。 さらに、水の力を利用する工法として「沈埋トンネル工法」の模型実験を見ていただきました。この実験では、開口部のある箱同士を水中にくっつけて水を抜くと、箱が水圧によりくっついて離れないことを学びました。実験後には、参加者の皆さんに、実際に水中の箱を動かしてもらい、離れないことを体験してもらいました。 液状化ってどんな現象? 液状化とはどのような現象か、液状化が起きると地面や建物・マンホールなどがどのようになるかを、スライドや映像を見て学んでいただきました。また、地面の下の粘土を実際に触ってもらい、意外とやわらかいことを体感していただきました。 次に、液状化が起こると建物がどのようになるか、杭のありなしで建物の動きにどのような違いが起きるかを、土槽模型を使って実験していただきました。また、同じ土槽模型を使って、マンホールが液状化によりどのように動くかを実験していただきました。 さらに、ペットボトルを使って、液状化実験装置を参加者の皆さんに作っていただき、その場で実際に実験していただきました。重たかったかもしれませんが、液状化実験装置は参加者にお持ち帰りいただきました。 最後に、液状化対策の方法をスライドで学びました。 コンクリートってなに? コンクリートが何からできているか、コンクリートがどういうところに使われているかをスライドで学んでいただき、砂やセメントなど実際の材料を使って、コンクリートを参加者の皆さんに作っていただきました。コンクリートは実験終了後に、参加者にお持ち帰りいただきました。 また、早く固まるコンクリート(早強コンクリート)や水の中でもばらばらにならないコンクリート(水中不分離性コンクリート)など、コンクリートにはさまざまな種類があることを、スライドで学んでいただき、実際にどのように固まるのか、水中でコンクリートがどのようになるのか、実験を見ていただきました。 | |
参加者のみなさんへ
見学先関係者のみなさんへ
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