平成13年度関西支部技術賞 技術賞
世界最大径の泥土圧シールドの計画と施行
−平野川調節池築造III期工事−
大阪市建設局
西松建設・鴻池組・東急建設特定建設工事共同企業体
音声
(WAV)
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それでは、大断面泥土圧シールドの施工上の課題について整理致します。
先に述べた、要求される事項としては、地盤変状の抑制、これは、切羽の安定確保となりますが、そのためには、(1)掘削土の塑性流動化管理、(2)切羽拘束圧管理、(3)掘削土量管理、そして、(4)裏込め注入管理があり、これらの管理サイクルが確立されて、切羽の安定、ひいては地盤変状の抑制が確保されます。
一方、安定した掘進進捗の確保のためには、大量に発生する掘削土の坑内搬送、これは、連続的な搬送のため、土砂圧送ポンプによる圧送となり、坑外に搬出された圧送土砂の連続的な改質による場外搬出が求められます。
それでは、工事概要を紹介するとともに、これらの課題を克服した開発技術と施工結果について、説明致します。