プレキャストセグメント工法による開削トンネルの設計と施工
−長尾東地区改良工事−
国土交通省近畿地方整備局 浪速国道事務所
清水建設株式会社 大阪支店
株式会社 日本ピーエス 大阪支店
音声
(WAV)
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具体的なプレキャスト部材同士の接合方法は次のとおりとしました。

@土圧や地震力などの水平力に対処するため両端壁部材は頂版梁部材とフーチングとをプレストレスを導入して剛接合としました。

A中間壁部材と梁部材およびフーチングはヒンジ接合とし、梁・鉛直反力のみを負担させました。

B頂版梁部材どうしの接合は、部材架設後にPC鋼材を配置してプレストレスを導入し、剛接として連続桁構造とした。上載土砂重量や載荷重に対しては、梁上部にずれ止め鉄筋を配置して上部に現場打ちコンクリートを打設して合成部材とし、最終的には4径間連続PC合成門型ラーメンを構成しました。完成後発生する正の曲げモーメントに対してはPC合成T桁、支点部に生じる負の曲げモーメントに対してはRC構造として設計しました。

C端部壁部材及び中間壁部材の各梁は、道路延長方向に24mブロック毎にPC鋼材によるプレストレスを導入して剛結し、多径間ラーメン構造としました。